誠実な印刷所社長、刃物で刺され死亡…韓国・逮捕の男「債務トラブル」主張も住民に困惑

【05月25日 KOREA WAVE】ソウル市西大門区の学校が密集する文教地区の一角で22日夜、印刷所を営む30代の男性社長が男に刃物で刺され、死亡する事件があった。逮捕された30代の男は「金銭の貸し借りに関するトラブルがあった」と供述している。しかし、男性を知る近隣住民からは「誠実な人だった」「借金があるようには見えなかった」と戸惑いの声が上がっており、警察は詳しい動機や経緯を調べている。 事件が起きたのは、大学キャンパスの正門から約100メートルほど離れた静かな路地。周囲には中学校や高校もあり、現地では「子ども保護区域」に指定され防犯カメラも設置されている場所だった。 周辺住民らによると、印刷所はこの地域で30年以上にわたり営業しており、亡くなった男性は10年ほど前から母親を手伝う形で一緒に店を切り盛りしていた。最近、結婚したばかりだったという。 40年以上同地域に暮らす住民の一人は、幼い頃からの男性を知っていたといい、「優しく誠実な子だった。お金に困っているような家ではなく、最近も車を買い替えたばかり。もし借金があったとしても、家を担保にするなど他に解決策があったはずだ」と話し、男の主張が信じられない様子だった。 また別の住民も、事件当日の午後、印刷所が普段通りに営業しているのを目撃していた。「大学からの製本の注文も多く、経営が苦しそうには見えなかった。最初は持病で倒れたのかと思ったが、まさか殺人事件だなんて」と言葉を失っていた。 一方で、男性が生活苦に直面していた可能性を示す状況も一部で浮上している。印刷所の看板に記載されていた電話番号(現在は解約され別人が使用)には、男性宛てとみられるカード代金やローン返済の督促が複数回届いていたという。 警察関係者は「債務トラブルが原因という供述は、あくまで容疑者側の一方的な主張だ」としており、慎重に事実関係の裏付けを進めている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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