監督辞任で揺れる巨人 橋上代行で再出発、信頼回復へ求められる覚悟

(26日、プロ野球 巨人3―8ソフトバンク) 親子間のトラブルで現行犯逮捕された巨人・阿部慎之助・監督は辞任した。球団史上初の事態に、チームの動揺はそう簡単に収まらない。 チームを任された橋上秀樹監督代行は試合前、選手に呼びかけた。「切り替えて、前を向いて、目の前の試合を全力で皆で勝ちにいきましょう」 主将の岸田行倫も硬い表情のまま懸命に前を向いた。「僕たち選手はやることは変わらない」。この日から交流戦が開幕した。新たなスタートの節目でもある。戸郷翔征は「目の前の勝利に向かっていくのが一番。チームが団結する時」と力を込めた。 監督代行はさっそく、手を打った。先発に泉口友汰を1番に、左翼を守ってきたキャベッジを中堅に、それぞれ今季初めて起用した。湿る打線につながりを生む狙いだった。 4連敗中、一度も奪えなかった先制点の好機は作った。二回1死三塁。が、高卒4年目の浅野翔吾が間合いを崩され空振り三振。後続も倒れると、直後の三回、則本が崩れた。3本塁打で5点を先制され、4回7失点でKO。移籍後初白星が遠い。 前代未聞の一件で「球界の盟主」とも呼ばれた球団の名声は、揺らいでいる。失った信頼を取り戻すための覚悟が求められている。(笠井正基) ■則本、試合作れず 則本(巨) 4回7失点で試合を作れず。「ボールをしっかりコントロールすることができませんでした。次の登板に向けて反省して調整します」 橋上監督代行(巨) 代行初采配は「思うようにいかない時はあると思うが、一生懸命やっている姿だけは忘れず、団結してやっていきたい」。 ■今季最長の5連敗 ソフトバンクが4連勝。三回に正木、栗原、山本恵に本塁打が飛び出し、大量リードを得た。巨人は則本が試合を作れず、今季最長の5連敗。

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