橋下徹氏、巨人阿部前監督の辞任に疑問「何が一番問題かといったら…」

大阪府知事、大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏(56)が27日、ABCテレビ「newsおかえり」(月~金曜午後3時40分=関西ローカル)に出演。元巨人の阿部慎之助氏(47)が暴行の疑いで警視庁に現行犯逮捕(後に釈放)され、監督を辞任したことについて私見を述べた。 橋下氏は、通報を受けた児童相談所や警察の対応について「今回、児童相談所も警察も何も問題はないです。子どもを守るという一点で、過剰気味にでも家庭に介入するっていうのは、今の、ある意味政府の方針でもあるし」と話した。 「僕も知事・市長の時には、児童相談所に『間違っていてもいいから、とにかく家庭に介入してくれ』と。『間違っていたら知事・市長で謝るから』と。後でやらなくて、もし子どもの命が失われるなんていうことが…これは後悔してもどうしようもないから、まず介入」と語った。 続けて「ただ問題は、介入はするんだけど『やっぱり家庭で、これは何とか対応できるな』っていうことが分かったら、もうそこで終わり。そこで制裁なんか加えたら、もう児童相談所も警察もちゅうちょしちゃいますよ、ペナルティーが大き過ぎたら」と指摘。 「だから今回は、児童相談所の対応も、もちろん、まずお子さんが『ピンチだ』と思った時に児童相談所に連絡するのは、これは全然オーケー。当たり前の話。警察の対応もよかった」としたうえで、「最後、介入して何が一番問題かといったら、家庭内で解決できそうなのに、阿部さんが辞任せざるを得ないような、この社会の雰囲気」と疑問を呈した。 さらに「これはもう、誰も幸せにしないし…阿部さんの子どもさんを守るためにみんなが動いているのに、子どもさんが一番悲しい思いをするじゃないですか」とも。 「阿部さんが復帰することが…家庭内でちゃんと対応できるという前提で、阿部さんが復帰すれば、子どもさんにとっても一番ハッピーになるんで。最後の結論が間違っていると思う」と述べた。 18歳の長女が、ChatGPTに相談したうえで児童相談所に通報したと伝えられているが、橋下氏は「これから生成AIともつき合っていかなきゃいけないから、(AIに)すぐ頼ることとか、全然いいと思うし、SOSの時に第三者のところに連絡するっていうのも、このお子さんがやったことは全く問題ない」と述べる。 「ただ、結論が…阿部さんが辞任のままでいったらお子さんがかわいそうでしょうがない」と強調し、「巨人も、それはファン商売だから世間体を気にするのは分かるんだけど、お子さんのことを考えたら、阿部さんを復帰させてよ、もう。これはお子さんが本当に不幸になっちゃう」と訴えていた。 阿部前監督は東京都渋谷区の自宅で18歳の娘に暴行を加えたとして25日午後7時10分ごろ、児童相談所から110番通報があり、駆けつけた警察官が逮捕した。 関係者によると阿部前監督は自宅で18歳の長女と15歳の次女のけんかを止めようとして仲裁に入った。しかし娘に言い返されて「カッとなった」などと供述している。 仲裁した際にたたかれた形になった長女が児童相談所に通報した。長女にけがはなく、けんかをしたことや通報してしまったことに反省しているという。阿部前監督は26日午前0時すぎ、調べを受けた警視庁渋谷署から釈放された。その後同日昼、監督辞任が発表された。

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