高木豊さん、大学後輩の巨人・阿部慎之助前監督の辞任に声を詰まらせながら思い語る「再起の道を閉ざしちゃいけない」

元大洋(現DeNA)内野手で野球解説者の高木豊さんが27日、自身のYouTubeチャンネルを更新。辞任した巨人の阿部慎之助前監督について、声を詰まらせながら思いを語った。 阿部前監督の中大の先輩に当たる高木さんは「撮るか撮らないか迷っていた」と動画撮影を悩んだという。「阿部慎之助、逮捕という出来事があって、事実関係がないと繊細なことがあるので…。動画を回すことにはならなかったんだけど…後輩だし、かわいい後輩だし、どうしようかなと思ってたんだけど、いろんな報道が出ている中でこのままでこの騒動が終わってしまう、これいいのかなという違和感。事実関係ばかり話をされて、阿部慎之助というお父さんとその娘さんがこのまま、この報道だけでいいかなというふうに考えると違和感があった」と撮影、投稿に至った経緯をまず説明した。 その上で「家庭内のトラブルがあって、それが逮捕まで至った。慎之助は辞任までした。これが正しい処分とか、間違った処分とかは関係ないことで、慎之助が辞任を申し入れた、前監督の意向を球団が聞いたと。それを言われればそれだけだったと思うけど、家庭内のトラブルがここまで大きなことになって、それで傷ついている人って、誰が一番かというと娘さんだと思うんだよね。このままこの事件が、はい、終わりですといったら、それをずっと引きずらないといけないと思うんだよ」と長女の思いを推察。「娘さんが前を向いていけるようなことを考えてあげないといけないと思う。再起の道というか」と阿部監督の再起を閉ざさないよう望んだ。 さらに「暴力は絶対ダメと私も思うけど、娘さんの声明文を見るとその暴力はなかったと否定している。涙の会見は悔しさとか、逮捕とか、巨人軍の名誉に傷をつけた申し訳なさと、もう一方、娘さんを守らないといけないという。こういうことがあっても子どもは子どもだから、親って。だから、本当に…」と語ると声を詰まらせ、「娘に対して何もしないでくれということも伝わってきたし、再起の道を閉ざしちゃいけないし、阿部慎之助もこのことによって野球界から離れることもあってはいけないしね。娘さんが望んでないし、娘さんも後悔していると思う。明るい未来が見えるようなことであってほしい」と訴えた。 長女の手紙が辞任会見で公表されたことにも触れ、「あれを見た時に読んで、理解したときに家庭内のいざこざがこんなに大きくなっちゃったということで済まされなかったのかな」と語り、「巨人はファンも多く抱えていて、トラブルがあったら、応援してもらっているだけに襟を正さないといけない球団であることは分かるけど、冷静になって考えたときにその処分が正しかったのかどうかというのはどうだろう」と高木さん自身の複雑を思いも吐露した。 「巨人にドラフト1位で入って、巨人史上ナンバーワンのキャッチャーだったと思う。これで慎之助が球界から去ることは避けてほしい」「世の中に訴えかけた事件でもあったので、みんなで考えていくべきなのかなと思う」と続け、「これから来るであろう、AIの時代も恐ろしく感じるところががあったし、間違えた人が世の中から消えていく…これでは人としてどうなんだろうと思うところもある。みんなで救っていきたいし、後輩だけに、野球界に必要な人間だと思うし。これは家庭内のことだから、再起を願っています」と神妙に話した。

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