巨人 再出発の白星!橋上監督「やっぱりホッとしました」ベテラン坂本&丸をスタメン起用

◇交流戦 巨人5―1ソフトバンク(2026年5月27日 東京D) 巨人が27日、ソフトバンク戦を5―1で制して仕切り直しの1勝を挙げた。娘への暴行の疑いで現行犯逮捕されたことを受け、阿部慎之助前監督(47)が前日に辞任。後を受けた橋上秀樹監督代行(60)は2年ぶり3番の坂本など打線を大幅に改造し、指揮2戦目で初勝利をつかんだ。選手兼任を除いて監督のシーズン途中の退任は、球団創設92年で初めて。未曽有の危機にチームが団結し、連敗を5で止めた。 恒例だった「September(セプテンバー)」は流れない。阿部前監督就任の24年以降、東京ドームでの勝利後に流れていた現役時代の登場曲。辞任から2日目。リスタートを象徴した1勝をもたらしたのはベテラン2人だった。 0―1の3回。無死一、二塁で20年目の坂本がチャンスを広げた。しぶとく中前に落とす安打。「当たりはよくなかったが、ヒットになって良かった」。大城の押し出し四球で同点に追いつき、キャベッジの左越え2点打に続いたのが19年目の丸だ。1死一、三塁から「いい流れに乗ることができた。食らいついて次につなげて良かった」と9日以来の打点となる右前適時打。一挙5得点を呼んだ。 橋上監督代行が「こういう時こそベテラン」と今季初めて2人ともにスタメンに並べた。「状態は練習も含めていいと打撃コーチも判断して、せっかく使うなら上位で」と坂本を24年8月14日の阪神戦以来2年ぶりとなる3番に起用。丸を7番に置いた。 2人とも阿部前監督には秘める思いがある。坂本にとってはプロ1年目のオフに自主トレに誘ってくれた師匠。前日には「個人的にもちろん監督に対して思うことはあるけれど、チームとして前を向いて頑張ろうということでしたし、僕もプレーヤーである以上は気持ちは変わらない」と語っていた。同じ千葉県出身の丸にとっては、少年時代にリストバンドを身に着けてプレーしていた憧れの存在だった。 橋上監督代行は松本も8番で起用するなど、30代を6人並べて連敗を5で止めた。その松本は左翼へ、中堅にはキャベッジと2人守備位置を入れ替え、松本はライン際など好守連発で救った。監督代行初勝利に「やっぱりホッとしました」と胸を撫で下ろした。突如チームを襲った危機に団結して、再出発の一歩を踏み出した。(青森 正宣)

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