熊本県八代市の市庁舎建設工事を巡り、あっせん収賄容疑で逮捕された市議の成松由紀夫容疑者(54)ら3人が、受注業者から受け取った賄賂のうち約2千万円をマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、熊本県警と警視庁の合同捜査本部が、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで3人を再逮捕したことが28日、捜査関係者への取材で分かった。資金洗浄に関わった疑いで、新たに八代市の団体職員や東京のIT関連会社役員ら男3人も逮捕した。 マネーロンダリングは、違法な手段で得られた収益を他人名義の口座に入金するなどして、出所や所有者を分からないようにし、捜査機関による摘発を逃れようとする行為。反社会的勢力による特殊詐欺事件などで発覚するケースは多いが、成松容疑者のような公職者が立件されるのは異例だ。 捜査本部が成松容疑者のほかに組織犯罪処罰法違反容疑で再逮捕したのは、いずれも八代市の会社役員の男(61)と元市議の男(84)。新たに逮捕したのは、八代市の団体職員の男(51)、東京都渋谷区のIT関連会社役員の男(49)、住所・職業不詳の男(51)。