婚姻関係偽装の疑い、富士署などが6人逮捕 ペルー人ら、在留資格目的か

富士署や清水署、静岡県警薬物銃器国際捜査課などの合同捜査班は4日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用などの疑いでペルー国籍の会社員の男(43)=静岡市清水区草薙=と、妻で会社員の女(42)=同=ら男女6人を逮捕した。婚姻関係を偽装し、ペルー国籍の親族の長期在留資格取得などが目的だったとみられる。 同容疑で逮捕されたのはほかに、ペルー国籍の派遣社員の男(22)=同=、会社員の女(41)=同市葵区川合2丁目=の2容疑者。4人の逮捕容疑は共謀して2023年9月15日、ペルー国籍の男(22)と会社員の女(41)両容疑者に婚姻の意思がないのに同市清水区役所に虚偽の婚姻届を提出するなどした疑い。県警によると、ペルー国籍の男(43)と妻の両容疑者は書類の準備などをしていたとみられ、報酬を得ていたかなどを調べる。 また、入管難民法違反の疑いで、ペルー国籍の男(22)の弟でペルー国籍の派遣社員の男(20)=同市清水区草薙=、会社員の女(32)=同市葵区与一4丁目=の2容疑者を逮捕した。2人の逮捕容疑は共謀して24年11月22日、婚姻関係があるかのように装って名古屋出入国在留管理局静岡出張所に虚偽の申請書を提出するなどし、ペルー国籍の男(20)の1年間の在留許可を受けた疑い。 県警によると、43歳の男は22歳と20歳の兄弟のおじ。全員の認否を明らかにしていない。

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