【05月30日 KOREA WAVE】韓国で、捜査機関を装い、被害者を宿泊施設に孤立させて金をだまし取る「セルフ監禁」型のボイスフィッシング犯罪が相次いでいる。 蔚山中部警察署によると、20代の会社員女性は4月、大検察庁の捜査官を名乗る人物から電話を受けた。偽の大検察庁サイトに誘導され、偽造された逮捕状や公文書を見せられたことで、相手を本物の捜査機関職員だと信じ込んだ。 詐称犯らは検察事務官、金融監督院、担当検事を順に名乗り、「あなた名義の口座が犯罪に使われた。秘密を漏らせば逮捕する」と脅した。女性は職場に迷惑がかかることを恐れ、指示通り蔚山からソウルへ移動し、1週間宿泊施設に滞在した。 その間、新しい端末を購入させられ、遠隔操作プログラムも入れられた。女性は外部との接触を断たれ、自分の行動をメッセンジャーで逐一報告する状態に追い込まれた。 詐称犯は「保有資金が犯罪収益か検査する」として金を要求。女性は信用貸し付けまで受け、約4500万ウォン(約495万円)で暗号資産を購入し、指定された海外取引所のウォレットに送った。 警察は、捜査機関を名乗る電話はいったん切り、112、1332、1301などの代表番号で確認するよう呼びかけている。捜査機関が暗号資産や振り込み、現金を要求することはない。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News