中国で民主化を求める学生らを武力で弾圧した天安門事件から37年を迎え、都内では追悼集会が開かれました。当時の学生リーダーのウーアルカイシ氏が来日し、思いを語りました。 元学生リーダー ウーアルカイシ氏 「記憶することは弾圧された人々にとって最もささやかな抵抗の形です。ともに記憶を守り続けることこそ、我々の抵抗です」 3日に人権団体らが主催した追悼集会が都内で開かれ、約200人の参加者が集まりました。 天安門事件の元学生リーダーの1人だったウーアルカイシ氏が登壇し、「独裁者が最も望んでいるのは我々が希望を失うことだ」と述べ、中国の民主化を求め続けることを強調しました。 そのうえで、「日本はアジア有数の民主国家として、その名にふさわしい姿勢を示すべきだ」と訴えました。 会場には身元の特定を防ぐため、マスクやサングラスを着用した参加者も多数見られました。 香港出身の参加者 「(Q.この場にいて心配はないか?)香港に戻った時、(逮捕されるなど)何か問題が起きるのではないかという不安はある。ただ、たとえリスクがあったとしても私は正しいと信じることを貫きたいです」 追悼集会に合わせて会場には天安門事件に関する写真資料展も開かれています。 事件の歴史を振り返るほか、かつて香港民主運動の象徴で2021年に当局の圧力を受けて撤去された「国恥の柱」のミニチュアも披露されました。 中国・四川省からの参加者はANNの取材に対し、中国で2022年、ゼロコロナ政策に対して抗議した「白紙運動」をきっかけに初めて天安門事件を知ったという声が上がりました。