北中米ワールドカップに挑むイングランド代表が、前代未聞の事態に見舞われた。 イギリスメディア『デイリー・メイル』は、「W杯強奪計画の標的になったイングランド:スター選手のシューズとチームの練習用具が、フロリダからカンザスシティの練習拠点への輸送中に盗まれ、盗難範囲の調査が始まる」と見出しを打ち、衝撃的な事件を報じた。 同メディアによると、イングランド代表はカンザスシティでの最初のトレーニングセッションを前に、スパイクや大会公式球、主要な練習用具が盗まれたという。 事件が起きたのは、フロリダ州ウェストパームビーチから、今後少なくとも3週間の拠点となるミズーリ州の「スウォープ・サッカー・ビレッジ」へ用具を輸送している最中だった。 トーマス・トゥヘル監督が率いるチームは、土曜の午後に練習を予定していたが、スタッフは現在、何が盗まれ、何が手元にあるかの確認に追われている。 情報筋の話では、残された荷物の中にサッカーボールはわずか1つしか残っていなかったという。ハリー・ケインやジュード・ベリンガムら主力選手のスパイクもなくなった恐れがある。 この事件に関して、すでに1人の逮捕者が出ていると伝えられている。カンザスシティ警察は、「我々は、カンザスシティに到着したチーム車両から備品が盗まれた可能性について捜査している。捜査は進行中だ」との声明を発表した。 水曜日に控えるワールドカップ初戦のクロアチア戦に向けた準備に、壊滅的な打撃となるのは間違いない。 警備スタッフは、用具の配送を任せていた運転手が関与しているのではないかと疑っているとも。イングランドサッカー協会(FA)は地元警察と連係し、盗品の回収に奔走している。 代表チームのスタッフは、W杯のベースキャンプ地へ移動するため、不可欠な練習用具をすべて梱包していた。これには分析機器、トゥヘル監督のホワイトボード、マッサージ台などが含まれていた。 この強奪事件によりスタッフは動揺しており、世界一を目ざすための綿密な計画に必要な物品を、回収または交換するための時間との戦いに直面している。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部