■2万人参加のチャットグループも 秘匿性高いアプリで闇バイトの情報飛び交う 5月、私たちは闇バイトの実態をよく知る人物に接触しました。 Aさんは、闇バイトを募集する情報がSNSに流れるのを10年近く監視しています。 “闇バイト”の実態をよく知るAさん 「テレグラムのチャンネルに載ってるやつを情報提供したり」 闇バイトの情報が飛び交っているのは、「テレグラム」や「シグナル」といった秘匿性の高いアプリ。その中に闇バイトの案件を呼びかけるチャットグループがいくつも存在するのです。 グループ名は「詐欺師賞金稼ぎ」など様々で、中には2万人以上が入っているグループもあるといいます。 あるチャットグループを見せてもらうと、「国内掛子案件。全国どこにいてもできるお仕事です」と書かれていました。 Aさんは、こうしたチャットグループに応募者を装って入り、得た情報を警察に提供しています。 Aさんのもとに送られてきたインスタグラムのダイレクトメッセージには、海外の出稼ぎ募集で、働く場所はマレーシア、月給は52万円+歩合制などと書かれています。 Aさんは、送り主に電話をかけてみました。 ■「三食付きで捕まらない」カンボジアからの甘い誘い Aさん 「もしもし」 ジェイソンを名乗る男 「もしもし聞こえますか」 ジェイソンを名乗る男が応答。働く場所はマレーシアではなく… ジェイソン 「カンボジアです、こちらは。基本給は4000ドルで大体60万円前後」 Aさん 「具体的に何をするのか教えていただけないですか」 ジェイソン 「簡単に言えば電話詐欺です。カンボジアに渡航していただいて、銀行員とか警察とかなりすまし。マニュアルもあるので先輩たちが教えてくれる。お金持ちのリストもあるので」 日本へ詐欺の電話をかける“ニセ警察詐欺”。ジェイソンはさらに動画を見せてきました。 その動画に映っていたのは、特殊詐欺の拠点とみられる部屋。いくつかにわかれた部屋にそれぞれベッドが置かれていて、奥には洗面台、トイレや洗濯機も。