ジュネーブの反G7デモが暴徒化、警察は催涙ガスで応戦 国連施設も被害

【AFP=時事】フランスのエビアンでの主要7か国首脳会議(G7サミット)開催を前に、スイス・ジュネーブで14日、G7に反対する抗議デモが行われた。デモは祭りのような雰囲気の中で始まったが、次第に激しさを増し、デモ隊と衝突する警官隊が催涙ガスを発射する事態に発展した。 デモは穏やかに始まった。デモ行進を前に参加者らはレマン湖を見下ろす公園に集まり、午後の強い日差しを避けながら、「G7=詐欺。反帝国主義を再び偉大にしよう」といったスローガンが書かれたプラカードを仕上げていた。 多様な訴えを代表し、一つの傘の下に集まった「NOーG7」連合は、エビアンで行われるG7サミットに抗議すべく、ジュネーブでのデモを呼びかけた。 ブラスバンドやラテンリズムを奏でるグループも参加し、デモ隊はスローガンを唱えながら、市内の北半分を進んだ。 ジュネーブ警察によると、約2万人が参加し、大多数は秩序を守り、暴力には関与していなかった。 しかし、途中からはマスクを着け、フードをかぶった「ブラックブロック」と呼ばれる過激なデモ参加者が群衆に加わった。警察によるとその人数は約600人に上ったという。 その後間もなく、テスラ車1台が炎上し、爆竹が暴動警察隊に向けて投げられた。 デモ参加者たちが発煙筒に点火して行進が停止するなか、世界的な経営コンサルティング会社「PwC」のジュネーブ事務所が激しい襲撃にさらされた。PwCへの襲撃では、窓を壊そうとする試みが繰り返され、金属製のシャッターが引き剥がされ、ガラスが叩き割られた。 こうした暴力行為に対し、警察は催涙ガスで対応した。 PwCの他、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の殉職職員碑のガラスパネル数枚が損壊。近くにある国連の通信機関「国際電気通信連合(ITU)」の正面ドアも破壊された。 デモ隊が出発地点の公園に戻るなか、路面電車の停留所が破壊された。道路のゴミ箱は燃やされ、対立は長引いた。 警官隊はデモの参加者を公園内に留めたが、疲れた様子の参加者たちは日が暮れる中、少人数ずつ解放された。 ジュネーブ州警察は「数人を逮捕した」と発表し、日没後に「これまでのところ負傷者の報告はない」と付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News

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