6月、仙台市内で偽の逮捕状を家に郵送して金をだまし取ろうとする特殊詐欺未遂事件がありました。 宮城県警は、新たな手口だとして偽の逮捕状を公開すると共に注意を呼びかけています。 ■偽物の逮捕状 公開されたのは、仙台市泉区に住む70代女性の家に送られてきた偽の逮捕状のカラーコピーです。被疑者と書かれた欄には、女性の名前や年齢、住所が記載され、罪名の記載はなく別紙参照などと書かれています。 県警によりますと、6月6日、女性宅の固定電話に電話会社を名乗る男から「警察から連絡がある」などと電話が入りました。その後、警察官を名乗る別の男から「あなたの名義で契約された携帯電話が犯罪に使われいて、あなたが事件に関わっている。逮捕します」と言われたということです。 話を信じた女性は、住所や氏名、資産情報などを伝えたということです。電話の2日後、女性の家に偽の逮捕状が郵送されてきました。 ■怖くなり「本物」の警察に相談 怖くなった女性は、すぐに近くの交番に相談し、被害には遭いませんでした。翌日には、連絡用のスマートフォンも送られてきたということです。 偽物の逮捕状に加え「機密保持誓約書」「調査に関する同意書」などと書かれた書類6通が送られてきたということです。書類には、他人に話さないように念押しする文書も記載されていました。 ■よく見るとおかしな文字 捜査関係者は、模様されるので詳しくは明かせないとした上で「偽物の逮捕状は、本物とは全く違う」と話します。一般の方々からすると本物のように見える作りですが、よく見ると、裁判所の「所」の字が中国で使われている簡体字になるなど、違和感を感じる部分が見られます。そもそも「逮捕状を郵送すること自体ありえない」ということです。 これまで、ビデオ通話で逮捕状を見せる手口は確認されていますが、家に郵送してくるのは新たな手口と見られ、宮城県内では2件確認されています。いずれも被害は未遂で終わっています。