横浜市で拉致された男性が山中の小屋で監禁、暴行された事件で、神奈川県警は19日、新たに厚木市船子の男(21)を生命身体加害略取や逮捕監禁、傷害などの疑いで逮捕したと発表した。認否は明らかにしていない。匿名・流動型犯罪グループ(匿流(とくりゅう))の仲間割れとみて調べている。 組織犯罪捜査課によると、逮捕容疑はすでに逮捕された埼玉県志木市の自称会社員の男(31)ら3人と共謀の上、2025年4月29日午前1時半ごろ、横浜市の路上で男性(26)に目隠しをして車のトランクに無理やり乗せ、神奈川県愛川町の山中の物置小屋に連れて行き、金属バットで殴るなど暴行。「1千万円持ってこなければ殺してしまうぞ」と脅したなどというもの。 被害男性は県警に対し、自身が匿流グループの中で情報収集役と強盗の実行役をつなぐ仲介役だったと説明しているという。 ■「根性のあるやつを4、5人……」 県警はこの事件を巡り、監禁容疑などですでに逮捕された男に強盗の実行役の闇バイトを持ちかけたとして、職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで埼玉県越谷市の無職の男(60)を逮捕したと19日に発表した。「闇バイトの話を伝えたことは間違いありません」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は、25年3~4月ごろ、被害男性から「金持ちの家をタタク(強盗する)案件があります」「根性のあるやつを4、5人集められますか」などの情報を得て、監禁事件で逮捕された男を強盗の実行役に勧誘したというもの。組織犯罪捜査課によると、2人は過去に同じ刑務所で服役していたという。 準備を進めている最中に情報収集役が計画を中止。被害男性は実行役グループに呼び出されて監禁されたと説明しているという。(遠藤花)