北海道旭川市で2024年4月、女子高校生(当時17)が橋から川に転落して死亡した事件で、監禁、殺人、不同意わいせつ致死の罪に問われている内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判。 5月25日から始まった裁判の3日目は、共犯者としてすでに懲役23年の判決が確定している受刑者の女(当時19)の証人尋問が行われました。 法廷内では、内田被告と受刑者の女が直接視線を合わせないよう、遮蔽板(つい立て)が設置された中で尋問が進められました。受刑者の女は、女子高校生に対する暴行の様子や、神居大橋から落下した際の具体的な経緯について証言。 一方、内田被告の弁護側は、受刑者の女の記憶の曖昧さや検察側との事前調整を指摘し、証言の信用性を追及しました。 ■受刑者の女「内田被告の調書は、最初から最後まですべて嘘」 証人尋問は検察側の質問から行われ、留萌市から旭川市へ向かう車内の状況について、受刑者の女は「内田被告が女子高校生に対し、実家に迷惑をかけたくないと渋るのを無視して、自宅の住所やアルバイト先を厳しく問い詰めていた」と証言しました。その後、内田被告らは旭川市内のコンビニに立ち寄りましたが、ここで女子高校生がトイレから出た直後、店舗の従業員に対して「すいません。助けてください。通報してください」と必死に助けを求めたと述べました。 受刑者の女は、この行動に激高し、走って出入口を塞いで女子高校生の逃げ道を断ち、カウンターにしがみつく女子高校生を内田被告と共に店外へ無理やり引きずり出したと認めました。さらに、コンビニの裏手へ連行し、女子高校生に馬乗りになってビンタを加えたといいます。受刑者の女は当時の心境について、「コンビニでそのような行動をするとは思わなかった。防犯カメラに映ってしまったため、警察に捕まるのではないかとパニックになり、原因を作った女子高校生に対して強い怒りを覚えた」と話しました。 この後、警察への発覚を恐れた内田被告と受刑者の女は、同乗していた少女(当時16)を自宅へ送り届けた後、人目のない神居古潭へ向かうことを決めました。移動中の車内では、女子高校生は服が汚れたという理由で座席に座ることを許されず、後部座席の床に座らされるという扱いを受けていたと述べました。