ボリビア大統領が非常事態宣言 道路封鎖強制排除へ軍が出動

ラパス、ボリビア、6月21日 (AP) ー 南米ボリビアのロドリゴ・パス大統領は20日、燃料や食料供給の生命線となっている主要道路の封鎖を強制排除するため、軍に強い権限を与える非常事態宣言を発令した。これを受け、ボリビア軍は同日、事実上の首都ラパスに隣接するエルアルトで、アクセスルートを占拠していた障害物の撤去を開始した。 エルアルトの封鎖エリアには、デモ隊の姿は見られず、装甲車の車列に続いてブルドーザーが投入され、路上に散乱したがれきが次々と撤去された。視察に訪れたエルネスト・フスティニアーノ国防相は報道陣に対し、「これは、働く権利や移動の自由を奪われながらも耐え抜いた国民の勝利だ」と強調した。 ボリビアでは、政府が打ち出した燃料補助金の廃止などの緊縮財政策に反発する抗議デモが過去5週間にわたって激化し、パス大統領の退陣を求める声が高まっていた。 当局によると、ダイナマイトを手にしたデモ隊と治安部隊による激しい衝突により、これまでに少なくとも365人が逮捕され、37人が負傷した。さらに、道路封鎖による物流のマヒで医療機関へのアクセスが断たれたことなどが原因で、少なくとも17人が死亡しており、市民生活への影響が深刻化していた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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