ニアメ、ニジェール、6月22日 (AP) ー 西アフリカの内陸国ニジェール国防省は18日、首都ニアメの主要空港が同日未明に武装集団による襲撃を受け、激しい銃撃戦の末にニジェール兵士11人と民間人2人が死亡したと発表した。襲撃側の戦闘員も22人が死亡した。 国防省の声明によると、この襲撃は阻止され、当局は武器や弾薬を押収するとともに容疑者20人を逮捕したという。 目撃者からは、襲撃中に銃声や爆発音が聞こえたとの証言が出ている。事件後、AP通信の記者は、空港へ続く道路で兵士らが不審者の検問を行う様子を確認した。国家民間航空局は数時間後、空港は正常に運営されていると発表した。 2023年のクーデター以降、軍事政権が権力を握るニジェールでは、イスラム過激派による深刻な暴力行為の抑え込みに苦慮している。この問題は、同じく軍事政権下にある隣国のブルキナファソやマリなど、アフリカのサハラ砂漠南縁のサヘル地域一帯を震撼させている。 ニアメのディオリ・アマニ国際空港が襲撃されるのは今年2度目。今年1月には、ニジェール軍のドローン資産を標的とした襲撃が発生しており、過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出していた。 同空港は、ニジェール空軍基地に加え、ニジェール、ブルキナファソ、マリの3カ国による合同軍の司令部が置かれる戦略的拠点となっている。 アナリストによると、1月の襲撃を受けて軍は空港の警備を強化していたものの、ニジェール国内外の過激派による脅威は依然として深刻であるという。 危機管理コンサルタント会社は「サヘル地域諸国連合の司令部があるこの空港は象徴的な意味を持っており、今後も武装勢力の標的になりやすい」と分析している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)