強烈な風刺画でプーチン大統領を批判することで有名であったロシア人アーティストのセミヨン・スクレペツキー氏(本名ロベルト・クゾフコフ)が6月15日、ポーランド東部ビャワポドラスカにある自宅近くで射殺された。政治的迫害を恐れて2021年にロシアからポーランドに亡命していた。その後もプーチン政権やベラルーシのルカシェンコ政権を辛辣に批判しており、殺害される3日前にもドイツにあるロシア大使館前でプーチン大統領と旧ソ連邦の独裁者スターリンを並べた風刺画を掲げて過激な抗議を行い、殺害の直前には生命に対する脅迫被害を訴えていた。 ポーランドのトゥスク首相は、本件は政治的殺人であるとして、ポーランド当局に徹底的な捜査を指示しており、事件に関係した容疑で既に2人のベラルーシ人および1人のジョージア人が拘束された。ロシアが関与していたことが明らかになる場合には、国際的に重大な問題に発展する恐れがある。