空き家などに入り、盗みを繰り返した窃盗グループ9人の捜査を進めていた鹿児島県警は、窃盗などの疑いで272件を摘発したと明らかにしました。 窃盗や邸宅侵入などの疑いで書類送検されたのは県内の19歳から38歳の男、あわせて9人です。 ■全員が執行猶予付きの有罪判決 県警によりますと9人は去年秋ごろから今年2月にかけて県内の空き家などに侵入するなどし現金や貴金属などを盗んだ疑いです。 9人は今年2月までに6件の犯行で逮捕され、うち6人が窃盗罪などで起訴。全員が執行猶予付きの有罪判決を受けています。 ■272件の被害総額 およそ1100万円 県警は24日、その後の捜査で余罪として明らかになった266件の犯行について、9人を今月12日までに書類送検し、捜査を終結したと明らかにしました。 被害は鹿児島市など薩摩地方を中心に確認され、272件の被害総額は現金や貴金属などあわせておよそ1100万円です。 ■「同じグループの犯行件数としては過去にあまり例がない」 9人はガスメーターの使用状況やネットの地図サイトの写真などから空き家を調べ、知人を仲間に引き入れながら徐々に窃盗グループになり、現場ごとに数人単位で犯行に及んだということです。 これまでの調べで9人はおよそ370件の犯行を供述していたということです。 県警は「同じグループの犯行件数としては過去にあまり例がない」としていて、空き家の防犯対策などを呼びかけています。 ■空き家の防犯対策は 国の調査では住宅全体に占める放置された空き家の割合が鹿児島は全国でワーストの13.6%でした。県警によりますと、空き家への窃盗や侵入の被害は今年は5月末時点で224件確認されています。 県警は空き家の防犯対策として (1)郵便受けの片づけや雑草対策など管理されている雰囲気をつくる (2)防犯カメラやセンサー式のライトの設置を呼びかけています。