マカオ、両替相手に偽造カジノチップ掴ませる詐欺行為で中国人の男逮捕

マカオ司法警察局は6月22日、両替相手の男女2人に偽造ゲーミング(カジノ)チップを掴ませ、多額の現金を詐取したとして、楊姓の中国人(中国本土居民)の男(30代)を逮捕したと発表。 同局の発表によれば、20日未明、楊容疑者はコタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設のカジノ施設内で違法両替に従事する男女2人(被害者)に両替を持ちかけ、2人の合わせて計5万1900人民元(日本円換算:約124万円)の現金を計6万香港ドル(約124万円)分のゲーミングチップに両替することで合意し、2人はそれぞれ容疑者の指定する中国本土のアカウントへ送金を行った後、ゲーミングチップを受け取ったが、チップに不審な点があることに気づき、偽造チップの疑いがあるとして受け取りを拒否するとともに、言い争いに発展。これに気づいたカジノ施設の警備員が警察へ通報し、事件が発覚したという。容疑者は通報を受け現場へ駆けつけた警察官に逮捕された。 その後の同局の調べで、容疑者は6月19日に横琴イミグレーションからマカオへ入境した後、事件現場となったカジノへ向かい、イヤフォンを装着し、逃走中の仲間から指示を受け、(違法)両替相手を物色していたことが判明したとのこと。逮捕時、容疑者は額面1万香港ドル(約21万円)相当の偽造ゲーミングチップ15枚のほか、スマートフォン1台、ブルートゥースイヤフォン1組を所持していた。 なお、今回の事件で使われた偽造ゲーミングチップは偽造防止加工のホログラムがなく、文字フォントと色味も本物と差異があったが、サイズと重量は本物に近かったという。 同局では、容疑者を巨額詐欺罪で検察院送致するとともに、逃走中の仲間の行方を引き続き追跡しているとしたほか、本件の被害者についても違法両替に従事していたことから、別途立件する方針とした。 マカオではカジノ賭博目的の資金をめぐる違法な両替や高利貸し、それに絡む詐欺、強盗、監禁などの事件がしばしば発生しており、賭博目的の違法両替及び違法貸付に対する刑罰を強化した新法「打擊不法賭博犯罪法(違法賭博犯罪対策法)」が2024年10月29日に施行されるに至り、警察当局が取り締まりを強化して臨んでいる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする