昨年10月、特殊詐欺グループに引き込むため当時大学生の男性を拠点のカンボジアへ連れて行ったなどとして、男女7人が逮捕された事件を巡り、兵庫県警は25日、詐欺の疑いで住所不詳の自称製造業、菅原孝文容疑者(31)を逮捕したと発表した。容疑者はグループの首謀者とみられる。県警は認否を明らかにしていない。 グループは少なくとも約1億3000万円の詐欺被害に関与したとみられ、県警は組織の実態解明を進める。 逮捕容疑は男女17人以上と共謀し令和6年7月8~10日、北海道小樽市の男性(66)に対し、警察官や検察官を装い「あなたの口座が使われている」「協力しないと捕まえる」と電話し、100万円を送金させ、詐取したとしている。 県警は菅原容疑者が住んでいたと話すタイと詐欺拠点のカンボジアを行き来していることを把握し、タイに協力を依頼。タイ警察が7日、首都近郊の国際空港で、出国しようとした容疑者を確保した。県警は24日、日本へ移送する航空機内で菅原容疑者を逮捕した。