警察官が犯人を取り押さえる技を競う、大阪府警の逮捕術大会が開かれました。 25日、大阪市此花区のおおきにアリーナ舞洲には、府警本部や府内全66の警察署から約1100人の警察官が集まり、日ごろ訓練している逮捕術を競いました。 ■逮捕術とは 柔道や剣道や空手など様々な競技 の要素を組み合わせた警察独自の武術で、警察官が犯人にけがをさせることなく、安全かつ効果的に制圧するために用いられるものです。 技術の向上や現場の警察官の士気高揚を図る目的で1978年から開催されている大阪府警の逮捕術大会。 府警の河原雄介副本部長は、開会式で「刃物等を所持した犯人と対峙する事案も発生し、現場で活動する警察官が危険にさらされる場面も増えてきている。府民の安全・安心を守るため、気力・体力の練磨、犯人制圧に必要な術技の習得に資するものとしての術科訓練により一層励み、現場執行力を強化していかなければならない」と激励しました。 大会では「ナイフや短刀を持つ犯人と警棒で戦う」ことを想定した試合や、武器を持たない犯人を想定した「徒手」と呼ばれる素手同士の試合が団体戦で行なわれました。 ■狙い定めた一撃 「ドウー(胴)!」「カター(肩) !」アリーナに大きな声が響き渡ります。 相手がケガを負わないよう、胴、足、小手、そしてあごに狙いを定めて繰り出される一撃が、実際に相手と対峙した際にケガさせることなく、取り押さえる術となります。 約5時間半に及び開催された逮捕術大会。警察署の対抗戦は、署の規模の大きさに合わせて4つのグループに分けられ、南署、四條畷署、松原署、福島署が優勝。府警本部の対抗戦は2つのグループに分けられ、機動捜査隊、第二機動隊が優勝しました。 大阪府警は逮捕術を磨いて、多発する犯罪に対応したいとしています。