米国での投資詐欺で得た犯罪収益をマネー・ロンダリング(資金洗浄)したとして、警視庁犯罪収益対策課は組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、中国籍の会社役員、林軍容疑者(44)=東京都荒川区東日暮里=ら男女計5人を逮捕した。認否は明らかにしていない。 犯収課は、容疑者らのグループが詐欺などで得たとみられる約2億円の犯罪収益の資金洗浄に関与したとみて、全容解明を進める。 5人の逮捕容疑は令和5年9月、米国在住の被害者からの詐取金が入金された米国金融機関の口座から正当な事業収益を装い、日本国内の金融機関の法人口座に約2824万円を送金し、犯罪収益を隠したとしている。 犯収課によると、林容疑者は指示役とみられる。金融機関の問い合わせに「精密機器の輸出代金」などとして虚偽の取引書類などを送り、容疑者の1人の名義の法人口座に送金していた。 その後は別の口座を経由して2カ所の郵便局の窓口で引き出されており、この過程に関与した詐欺容疑で、組処法違反容疑で逮捕された中国籍の男1人を含む男女計3人も逮捕した。