同居していた女性の唇を針と糸で縫い付け、けがをさせた疑いで、自称・アルバイト従業員の桜井政恵容疑者(49)が、逮捕された。その後の取材で、桜井容疑者が自宅で複数の人を同居させていたとみられることや、事件当時の詳しい状況が新たに明らかになった。 ◆唇を“留め縫い”か 民族衣装に身を包み、カメラ目線で写真におさまる女。インドネシアのバリで結婚式を挙げた際に、撮影された一枚とみられる。 この写真が投稿されたSNSのコメント欄には、「バリでも結婚おめでとう」と、祝福の声が寄せられていた。 ある時は、大きなジョッキを持ち、カメラに向かって、ピースサイン。またある時は、ラーメンを食べた直後に、満足そうな笑顔。 茨城・古河市に住むアルバイト従業員、桜井政恵容疑者(49)は、同居する女性の唇を縫い付けた傷害の疑いがもたれている。 この衝撃的な事件をめぐり、新たな事実が判明した。 6月29日、桜井容疑者は、同居していた42歳の女性の上下の唇を、糸を通した針で口を開けられないように複数回縫い付け、けがをさせたとみられている。 その翌日、女性は桜井容疑者の家から脱走。縫われた口を隠すためかマスクをつけて、近くの店に逃げ込み、「しゃべれません。警察を呼んでください」と書いたメモの切れ端を店員に見せた。その後、警察に救助された女性は、「桜井容疑者が怖くて、すぐに逃げられなかった」と話しているという。 唇を縫うために使われ、警察が押収した2本の糸は、血のせいかピンクに染まり、ほどけないようにとめられていたことが新たにわかった。また、桜井容疑者は、被害女性に唇を突き出させるようにして糸を通し、縫い合わせていたことも明らかになった。 ◆「家がない人住まわせたりとか…」知人が証言 さらに、桜井容疑者の自宅での共同生活について、新たな証言も出てきた。 桜井容疑者の勤務先で出会ったという男性が、当時、見聞きした話を証言した。 桜井容疑者の知人: 初めて会ったのは居酒屋の時なんで3年くらい前ですね。交友関係は不明ですよね。どういう人と一緒にいたかっていうのは。ただ、家がない人住まわせたりとか、そういう話は聞きましたけど。面倒見てるような感じで住まわせてたのかなって。お金は取ってたみたいな話は聞きました。どこかで知り合って、家がないので家に住まわせて、家賃名目でとっていたのではないか。 別の男性は、半年ほど前、桜井容疑者の家に行ったことがあるという。 桜井容疑者の知人: 桜井の部屋は、玄関入って、廊下があって、奥なんでね。6畳くらいの部屋で、ダブルベッドが一つ置いてある。家出してきた子を面倒見たり、その辺で拾ってくるんでしょうね。桜井の他に2人いた。 ――被害者の他にもう一人? 桜井容疑者の知人: もう1人いたような気がする。もう半年前くらいだけどね。40代。見た目細くて小柄。 男性によると、この家には、桜井容疑者とその母親、2人の子どもに加えて、女性が2人いたという。 桜井容疑者の知人: 子どもがいて、お母さんみたいな人がいて、そのほかにいるわけだから。なんでいるんだろうって思った。 事件の直前には、桜井容疑者の家の庭で異様な光景が目撃されていた。約1カ月前に撮影された写真には、膝を抱えて座り込む女性の姿が写っている。スニーカーを履き、Tシャツと短パン姿でうずくまるこの女性が、今回の被害者かどうかは分かっていない。 ◆「外国人の男性と一緒。ちょっと怖い感じ」最近の目撃情報も アジア系食品店の店員は、つい最近、桜井容疑者を見かけていた。 アジア系食品店の店員: お店に何回か来たことがある。1週間か2週間前。外国人の男性と一緒に。ちょっと怖い感じ。 同居する女性の唇を縫い合わせるという、前代未聞の事件。警察は、桜井容疑者の認否を明らかにしていない。また、桜井容疑者の自宅には、他にも同居していた人物や、共犯者がいた可能性もあるとみて捜査を進めている。 (「イット!」7月8日放送)