七尾市山崎町の寺院併設住居で8日、住人の70代男性遺体が見つかった事件で、七尾署は9日、殺人の疑いで、男性の長男で、同居するアルバイト従業員(30)を逮捕したと発表した。逮捕は8日付。長男は「刺し殺したことに間違いない」と容疑を認めている。 付近住民によると、殺害された男性は同寺の住職。長男の逮捕容疑は7日午前9時半ごろから翌8日午後1時ごろまでの間に、自宅で父親の胸などを刃物で複数回突き刺し、殺害した疑い。 七尾署によると、長男は七尾市内のコンビニに来店し、従業員に「父を刺した」と説明したという。父親は住居部分1階の台所兼居間に倒れていた。長男は調べに対し、整合性の取れない供述をしているといい、署は刑事責任能力の有無を含めて調べる。 事件では、8日午後2時ごろ、コンビニ従業員の110番通報を受けて住居部分に駆け付けた署員があおむけに倒れている男性を見つけた。胸には刃物で刺したような傷が複数あり、間もなく死亡が確認された。七尾署は9日午後に司法解剖し、死因などを調べる。 逮捕された長男は父、祖母の90代女性の3人暮らしで、祖母は署員が駆け付けた時は不在だった。 現場は七尾市南東部の山間地で、能越自動車道七尾大泊インターチェンジから北西約1.5キロに位置する。