ニセ警察官が記者に電話 「+1」の国際電話で“滋賀県警”から“大阪府警”へ ことし6月末までの詐欺被害は広島県内で30億円超

FNNの記者に突然、かかってきた電話。 相手は滋賀県警捜査二課の警察官と名乗る男でした。 果たしてその目的は。 大阪府警「サイトウ」を名乗る男: 現在、大阪府警と滋賀県警の合同捜査をしておりまして、大阪府警の方でヒグチタクヤという人物を逮捕している状況。 記者: …はい。 「+1」から始まる国際番号から、テレビ新広島の記者に電話をかけてきたのは、「滋賀県警捜査二課のモリタ」と名乗る男。 “マネーロンダリング事件の主犯”として逮捕したヒグチタクヤという容疑者の自宅を捜索したところ、記者名義のキャッシュカードが見つかったことから電話をしてきたといいます。 滋賀県警「モリタ」を名乗る男: 現在記者のキャッシュカードが事件捜査の中で見つかってしまっている以上、記者に対して事件に関係があるのではないかという嫌疑がかけられている。 記者: …はい。 周囲を警戒し、1人で通話をするよう促す男。 指示に従うふりをして、記者は場所を変えて、やりとりを続けます。 滋賀県警「モリタ」を名乗る男: 広島県…実際の住所。こちらはいまお住まいの住所でお間違いはないですか? 記者: はい、あっています。 男は記者の自宅住所を正確に把握。 滋賀県警「モリタ」を名乗る男: この件をそのまま放置してしまいますと、記者の名義の口座や資産などが差し押さえられてしまうのと同時に、最悪の場合逮捕されてしまうという場合がありますので、そちらはご理解ください。 記者: 逮捕ですか。 その上で話を「これから大阪府警本部の方にお電話の方転送させていただきますので、このまま電話を切らずにお待ちください。失礼いたします」と続けたのです。 大阪府警「サイトウ」を名乗る男: もしもしこちら大阪府警捜査二課サイトウと申します。 今度は関西弁まじりの大阪府警捜査二課のサイトウと名乗る男が、すでに事情を把握していた体で話を進めます。 大阪府警「サイトウ」を名乗る男: …ああはいはい。滋賀県警の方から転送されてきていますね。いまから資料を準備しますので少々お待ちください。逮捕したグループに関してはLINE通話を頻繁に使用していたことが容疑者の供述から判明していますので、記者とのLINE通話の音声もとらせていただきます。 記者: ビデオ通話になるんですか? 大阪府警「サイトウ」を名乗る男: そうですね。記者の表情など確認しながら確認の方行ってまいります。 記者 …はあ。 ビデオ通話に誘導された記者は、これ以上踏み込むのは危険と判断し電話を切りました。 相手の目的は詐欺とみられます。 2026年初めから6月末までの特殊詐欺の認知件数は、広島県内だけでも423件に上り、その被害額は約30億6000万円と、過去最悪となった2025年を上回るペースとなっていることから、不審な電話には十分な注意が必要です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする