俳優・水谷豊(73)が11日、都内で、主演・監督など5役を務めた自主制作映画「Piccola felicità(ピッコラ フェリチタ)~小さな幸せ~」の初日舞台あいさつを長女で初共演となった俳優・趣里(35)らと実施。初めての親子でのイベント登壇となった。笑い方もうり二つで、仲むつまじい掛け合いを展開し、随所で親子らしさをうかがわせた2人。作品への熱い思いを口にした中、趣里は「監督」呼びした父のおとぼけに「これは家族会議」と遠慮無く問い詰め、会場を沸かせた。 ファン待望の親子共演が作品とイベントそろって実現した。観客から歓声を浴びた2人は、トーク中は互いに自然とマイクを渡し合う姿も見せながら、息の合った掛け合いも披露。笑う時には、そろって手で口を覆うしぐさを見せるなど、随所で親子らしい一面をのぞかせた。 今作は男女3組の予測不能な人間模様を描く。水谷は「僕にとっては珍しく犯人を逮捕しない作品」とボケつつ、自主制作映画として当初は公開のめどが立たず「覚悟を持って作った作品なので初日を迎えて大変うれしい」と感慨深げ。趣里も「私にとってもすごく特別な映画」と呼応し「試写を見た時に“監督”のシーンで涙が止まりませんでした」と振り返った。 作中の重要な役どころを演じた趣里は、撮影での監督からの指示を思い出そうと「なんて言うんでしたっけ。監督が言ってて」と父に問いかけたが、当の水谷は「何か言いましたっけ?」とおとぼけ。「家に帰ってからもう一回話します。それらしいことを言ったような気もします。ハハハ!」豪快に笑ってごまかしたが、趣里は「言ってましたよ?え?これは、危ないよ?家族会議」と遠慮なく問い詰めるひと幕もあった。 一方で、ラストの「感情的なシーン」では「普段だったら絶対に現場では言わないことを言ってしまって」と回想し「『もうできないです』、『あとどれくらいですか?』ってちょっとした甘えは出てしまった」と照れ笑い。水谷は「今のもうちょっと分かりやすく言いますと、『もう何も出てこない』って言われたんです」とおちゃめに補足してまな娘をイジるなど、終始イベントを楽しんだ様子だった。