女子高生殺人事件で警察が証拠隠滅 被告の父は警察官=韓国当局が不正根絶案

【ソウル聯合ニュース】韓国南西部の光州市内で5月に女子高生が殺害された事件を巡り、強姦目的の殺人罪で起訴されたチャン・ユンギ被告(23)の現職警察官の父親が関与して捜査チームによる証拠隠滅などが行われた問題で、尹昊重(ユン・ホジュン)行政安全部長官は16日、深い遺憾の意を表明し、「警察捜査の内部不正根絶および民主的統制強化案」を発表した。 尹氏は「警察の捜査全般に対する国民の失望と批判が高まっている」として、事件の捜査チーム長が証拠を隠滅した容疑で逮捕され、ずさんな捜査が行われたことが判明したと言及。「国民の生命と安全を担う行政安全部長官として、被害者の遺族に深い遺憾の意を表し、国民にもお詫び申し上げる」と謝罪した。 また、「政府は今回の事態を厳重に受け止めており、失われた国民の信頼を回復するため、警察内部の不正を根絶し、捜査システムを徹底的に刷新する」と強調した。そのうえで、警察官が特定の地域で長く勤務して起きる問題を解消するため、「循環人事制度」を導入するとともに、警察官の配偶者や直系尊属・卑属が関与した事件の自主申告と回避制度を通じ、警察官の身内をかばう慣行を根本的に断ち切る方針を示した。 同事件を巡っては、担当チーム長の指示で重要な証拠を隠滅するなど、不正な捜査が行われたことが判明している。同事件の真相を解明する警察庁の特別捜査団は今月15日、意図的にずさんな捜査が行われたと発表。チャン被告が犯行前に乗っていた車両で二つの血痕が見つかったが、車両を押収せずチャン被告の父親に返還したほか、父親と12回電話し、捜査情報を伝えたと明らかにした。

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