濱田岳が主演を務めるドラマ9「刑事、ふりだしに戻る」(毎週金曜夜9:00-9:54、テレ東系/Leminoほかにて配信)の最終話が6月19日に放送。槇村(池内博之)が美咲(石井杏奈)の実父であるという衝撃の事実、そして黒幕の正体が明らかになった怒涛(どとう)の展開。そして、美咲と誠の運命に、SNSでは「めちゃくちゃ切ないけど歴史が変わって本当によかった」「最終回泣けた」と感動のフィナーレを称賛する声が相次いでいる。(以下、ネタバレを含みます) ■10年前の“ふりだし”から人生をやり直す刑事の物語 同ドラマは、「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」「ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~」「ひと夏の共犯者」に続く、テレ東×アミューズクリエイティブスタジオが共同制作した完全オリジナルWEB漫画を原作にしたドラマ化の第4弾。 恋人・美咲を亡くして以来やる気を失い、冴えない日々を送っていた主人公のアラフォー刑事・百武誠(濱田岳)がある日凶悪犯を追い詰める中、現場で命を落としたはずだったが、目を覚ますと10年前の2016年、刑事としてのキャリアをスタートした“ふりだし”に戻っていた。 未来が分かる“チート能力”を武器に、一度目の人生とは打って変わって刑事としても大活躍。すると、その裏にあった警察組織の闇が明らかになっていく。人生と恋、そして、未解決事件の捜査をやり直す刑事の姿を描くタイムリープサスペンスだ。 ■「槇村は私の父親かもしれない」美咲、誠に衝撃の告白 何者かによって巧妙に殺人犯の濡れ衣を着せられている槇村。巨大な陰謀の匂いを感じ取った誠ら古田署のメンバーが独自に動く中、現場に笹木指導官(塚本高史)という極めて強力な味方が合流する。これで反撃の狼煙が上がるかと思われた矢先、誠を言葉を失うほどの衝撃が襲う。 美咲の口から静かに語られたのは、「槇村は自分の父親かもしれない」という血のつながりにまつわるあまりにも過酷な真実だった。前世のタイムラインで美咲がこの事件の深追いを止められず、最悪の結末を迎えてしまった理由。その最大のミッシングリンクは、他ならぬ「家族の絆」だったのだ。 美咲が命を落とすタイムリミットが明日にまで迫る中、誠は警察の奥底に眠っていた「10年前の調書」を必死の思いで掘り起こす。そこに並べられた文字が証明する、8年前の吉岡(鈴木伸之)の妹の悲劇、県警の腐敗、そして美咲の出生を巡る全ての点と線。その紙面に隠されていたのは、世界線を揺るがすほどの悍ましい警察の闇だった。 ■運命の日が告げる残酷なトレードオフ 過去を書き換えて誰かを救えば、別の場所に歪みが生まれ、より凄惨な悲劇が身内に襲いかかる。吉岡が刺され重体となったことも、全ては運命が要求した「帳尻合わせ」だったのか。誠はここへ来て、歴史改変がもたらす無慈悲な因果応報、すなわち「残酷な代償」の全貌を突きつけられ、深い絶望の淵に立たされる。何かを得れば、何かが失われる。愛する美咲の未来を守り抜くためには、自分自身がどんな代償を支払わなければならないのか。 美咲は智子の協力を得て、ついに槇村との対面を果たす。「私はあなたの娘です」。その告白に、槇村は涙を流しながら笑う。そして、自らが歩んだ暗黒の過去を語り出した。かつて警察官だった彼は、捜査のために暴力団とパイプを持ち、上司の依頼でその窓口を担っていた。しかし、裏の力でのし上がったことで組織から疎まれ、職を追われて本物の暴力団へと身を落としたのだという。それでも、今回の女子中学生殺害に関しては「俺じゃない!」と大声で冤罪を主張。実の娘に会えた安堵からか、その場で拳銃を自身の頭に突きつけるが、間一髪で駆けつけた誠がその自殺を阻止する。 その瞬間、闇から現れたのは、味方のはずだった笹木指導官だった。誠らに拳銃を突きつける笹木。「百武さんは槇村ともみ合いになって殉職する」。彼が描いたのは、あまりにも都合の良い最悪の筋書きだった。他ならぬ笹木こそが、8年前の「吉岡の妹の事件」から全ての不祥事を隠蔽し続けてきた真の黒幕だったのだ。「組織を守るため」という歪んだ正義を振りかざす笹木に対し、誠は真っ向からその欺瞞(ぎまん)を否定。執念の告発によって笹木はついに逮捕され、県警上層部と暴力団の黒い癒着は白日の下に晒されることとなった。 最悪の未来を書き換え、美咲の命を救い出した誠。高鳴る胸を抑え、彼は美咲に「君のことが好きです」と切実な思いを告白する。しかし、運命の修正力は無情だった。歴史を改変した「代償」として、2人の運命の記憶は無惨にも消去されてしまう。互いの存在を忘れ、交わることなく別々の道を歩み出す誠と美咲。 それから10年の歳月が流れた現代。記憶を失ってもなお、魂に刻まれた絆に導かれるようにして、2人は奇跡的な再会を果たす。切なくも美しい、これ以上ない最高のハッピーエンドで“生き直し”の旅路は幕を閉じた。 放送後、SNSでは「タイムリープして歴史変えられてホンマに良かった」「面白いドラマだった」「最終回も良かった!」「めちゃくちゃ切ない!」「切ない」「最終回泣けた」という声が寄せられた。