消息途絶えた日に、トラブル相談予定のはずが… 奈良2遺体遺棄

奈良市の山中に女性2人の死体が遺棄された事件で、うち1人と確認された三重県伊賀市の無職、池田園美さん(44)は、消息の途絶えた2月10日に不審者とのトラブルについて三重県警に被害届を出す予定だった。県警への取材で分かった。前日の9日には、奈良市の会社員、今北享宏(たかひろ)容疑者(37)=死体遺棄容疑で逮捕=と、もう1人の被害者とみられる長女莉園(りおん)さん(20)と3人で会っていたことも判明。県警はトラブルと死体遺棄事件に何らかの関係があるとみて調べている。 県警によると、園美さんは2月7日午後6時50分ごろ、莉園さんを車で迎えに行こうと自宅玄関を出た際、不審な男からミスト状の液体を顔にかけられ、後ろに転倒してけがをしたと申告した。 交際していた今北容疑者に電話で助けを求めたといい、同容疑者からの通報を受けて伊賀署員が急行。現場には既に今北容疑者がおり、屋内を荒らされた様子などはなかった。 捜査関係者によると、トラブルの現場から液体の成文は検出されておらず、液体による園美さんの身体的被害も確認されなかったという。 園美さんは救急搬送される前、被害届を出すため10日に署へ出向くことを署員に約束。9日にも署員が電話で来訪予定を確認した。 ところが園美さんは当日姿を見せず、携帯電話に連絡しても出なかった。署員が自宅を訪ねると誰もおらず、先に来ていた今北容疑者が「自分も連絡がつかない」と話した。 今北容疑者の勤め先は三重県内にあり、仕事の帰りなどに池田さん方を訪問していた。9日も今北容疑者と池田さん母娘が県内で一緒にいたことが確認されているという。【石本万象、長谷山寧音】

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