【果川聯合ニュース】尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国前大統領による「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件や尹氏の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏に関する不正疑惑などを再捜査する第2次総合特別検察官チームは22日、特定犯罪加重処罰法上のあっせん収賄と職権乱用の容疑で金氏を出頭させ、取り調べを行っている。 金氏が総合特別検察官の取り調べに応じるのは今回が初めて。 同氏は資本市場法違反やあっせん収賄などの罪で実刑判決を受け、拘置所に収容されている。この日は法務部の護送車で総合特別検察官チームの事務所(京畿道・果川)に到着し、地下駐車場から取調室に直行した。 金氏は2022年、金午鎭(キム・オジン)元国土交通部第1次官(当時の大統領室管理秘書官)を通じて、資格のないインテリア業者「21グラム」が大統領公邸の移転工事を受注するよう不当に介入した疑いが持たれている。 職権乱用は基本的に公務員に適用される罪だが、共犯である場合は民間人も処罰を受ける可能性がある。 金建希氏はまた、工事受注などの見返りに21グラム側から高級ブランドの衣類など金品を受け取った疑いもある。 21グラムは金建希氏の展示企画会社主催の展示会を後援し、同社のオフィス設計・施工も手掛けた業者で、同氏は社長の配偶者と親しい関係だとされる。 金建希氏は当初、19日に出頭する予定だったが、2度の延期を経てこの日に取り調べを受けることになった。 総合特別検察官チームは公邸移転工事の業者選定過程や金建希氏が受け取った金品との関連性、同氏の指示・関与の有無などを集中的に追及する方針だ。 取り調べに同席した弁護士は、金建希氏は工事の受注に全く関与していないと強調した。 総合特別検察官チームは、21グラムが過大に算定した工事費を支払うために行政安全部の予算約28億ウォン(約3億円)が不正に流用された疑いについても調べている。 これに関連し、金大棋(キム・デギ)元大統領秘書室長とユン・ジェスン元大統領室総務秘書官が起訴された。 このほか、公邸移転に対する監査院の監査が縮小・隠蔽されたという疑惑も総合特別検察官の捜査対象となっており、20日には柳炳浩(ユ・ビョンホ)監査委員が職権乱用容疑で逮捕された。 特別検察官チームは、金建希氏が予算の不正流用や監査縮小疑惑に関与しているかどうかも調べる方針だ。