訪問看護の実績を虚偽申請し、大阪市から療養費をだまし取ったとして、男が逮捕されました。この事件では、訪問看護事業所の代表者らがすでに逮捕・起訴されていて、男は大阪市内の炊き出し場などから、不正に申請するための患者役を集める役割だったということです。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、木村真斗容疑者(53)で、2024年12月から2025年3月の間、大阪市西成区の「訪問看護ステーション ほっと」で、実際には行っていない夜間・早朝の訪問看護を複数人に行ったとする虚偽の申請をし、大阪市から訪問看護療養費として約102万円をだまし取った疑いがもたれています。 警察によりますと、この事件では、同様の手口で不正な請求を繰り返したとして、訪問看護事業所代表の太田智之被告(35)ら3人が逮捕され、うち2人が起訴されています。木村容疑者は市内の炊き出し場などから人を集めて太田被告らに患者として紹介し、その見返りに現金を受け取っていたということです。木村容疑者が患者として紹介した人物の多くは、訪問看護が必要ではなく、太田被告らは実績の水増しを行っていたとみられています。 警察が太田被告らから押収した証拠品を調べたところ、木村容疑者に多額の現金が渡っていたことが判明し、木村容疑者の関与が浮上したということです。 警察は木村容疑者が容疑を認めているかどうかを明らかにしていませんが、他にも同様の不正に関与していたとみて、捜査しています。 ※【訂正】記事で当初、「太田被告ら3人が逮捕・起訴されています」と記載しましたが、うち1人は処分保留で釈放された後、任意での捜査が続いていて、起訴はされていませんでした。警察が訂正しました。