お嬢様育ちの美少女が東京の有名音大に進学し、資産家の息子とゴールイン。地元に豪邸を建ててピアノ教室を開き……と、いわゆる“勝ち組”だった女の人生は、坂道を転がり落ちるように転落していった。その結果が、2人の夫を殺害した「中洲スナックママ連続保険金殺人事件」である。 2004年7月22日、女はまず恐喝容疑で逮捕された。複数の交際相手から現金を脅し取った容疑だったが、“本命”の容疑は結婚していた男性2人の変死。結果、女は2件の殺人容疑でも逮捕された。それから約3年後、女の論告求刑公判を控えた5月、当時の「週刊新潮」はその転落人生を辿っていた。人並み以上の幸福な生活を夢見た女は、どこから道を踏み外したのか――。 (全2回の第1回:「週刊新潮」2007年5月17日号掲載記事を再編集しました) ***