大阪府内の女性が、警察官を語る特殊詐欺の被害に遭っていたことがわかりました。 被害額は約4億4300万円で、府内の詐欺被害としては2016年の5億6900万円に次ぐ過去2番目の被害額だということです。 ■事件の経緯は? 大阪府警によりますと、大阪府内の70代の女性は今年1月、郵便局員を語る男から固定電話を通じて「あなたの荷物を調べたら、中からキャッシュカードが出てきた。今から警察に電話を変わる」と言われたといいます。 その後、郵便局員を語る男から警視庁の警察官・ミナガワユウジを名乗る男を紹介されました。 ミナガワは… 「捜査中の人物が、あなたに不正なお金を渡したと言っている。あなたは犯人に仕立て上げられている。疑いを晴らすためにはあなたの資産を全て確認する必要がある」 と女性に説明したということです。 ■「あなたは逮捕される…」ウソの電話で現金をだまし取られる 女性は、SNSを介して暗号資産口座の開設などを勧められ、指定された口座に暗号資産や現金を送金。 その後も、女性は男から「あなたの家に家宅捜索が入る。家に現金があるとあなたは逮捕される。家宅捜索が入る前にこちらで回収して調べるので、自宅の前に現金を置くように」などと指示され、今年1月から5月まで3回にわたって、自宅玄関前や指定された車に現金を置いたということです。 ■被害総額は過去2番目に… 女性は総額約4億4300万円もの被害に遭ったとして、今月22日に警察に被害届を提出しました。 府内の詐欺被害としては2016年の5億6900万円に次ぐ過去2番目の被害額だということです。 府警は「警察はSNSでやり取りしない、逮捕状や警察手帳を画像送信しない」と注意を呼びかけています。