GACKTが主演を務める月9ドラマ「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FODほかにて配信)の第3話が8月3日に放送された。ぬいぐるみを製造する会社が海外テロへの協力を疑われた案件。浦真鷲(GACKT)と縁(志田未来)が正反対の信条ながら相性のよさを見せた。(以下、ネタバレを含みます) ■ウソを武器に敵を追い詰める痛快リーガルエンターテインメント 本作は、GACKT演じる“でっち上げの天才”である敏腕弁護士・浦真鷲直人(うらまわし・なおと)が、依頼人を救うためウソを武器に、手段を選ばず真実を暴いていく完全オリジナルストーリーの痛快リーガルエンターテインメント。 浦真鷲は敏腕弁護士として活躍する一方、優秀な一級建築士という顔も併せ持つ。依頼人である弱者を救うためなら、建築事務所チームのメンバーを巧みに動かし、緻密な罠で敵を追い詰める。“ウソ”で作り上げられた“証拠”は、すべて彼が仕掛けた“ブラックトリック”の一部に過ぎない。悪を持って正義を勝ち取る、新たなダークヒーローの物語となる。 キャストはほかに、業界大手の「コルディア法律事務所」で働くエリート弁護士の麻生縁(あそう・ゆかり)を志田未来、浦真鷲が一級建築士として所属する「はかり建築設計事務所」でアシスタントを務める土生洸太(はぶ・こうた)を神尾楓珠、「はかり建築設計事務所」の一級建築士・鯖山周平(さばやま・しゅうへい)を戸塚純貴、「はかり建築設計事務所」の所長・呉田利静(くれた・りせい)を竹財輝之助)、「コルディア法律事務所」の代表・森木銀次(もりき・ぎんじ)を生瀬勝久、大物政治家の古瀬義親(ふるせ・よしちか)を北村一輝が務める。 ■浦真鷲は縁にぬいぐるみを製造する会社社長の弁護をさせる 弁護士の業務停止中の浦真鷲を監視する役目がいつまで続くのかとため息をつきながら、はかり建築設計事務所に向かった縁。そこで浦真鷲から唐突に依頼人を紹介される。 その依頼人は、大人気となっている人の顔に反応する犬のおしゃべりぬいぐるみ“ワンパク”を製造する谷津製作所社長の息子・浩輔(松谷鷹也)。社長である父・忠(今井朋彦)が海外のテロ組織にワンパクを武器として輸出した疑いで警視庁公安部に逮捕されたのだ。 勝手に引き受けたことをぼやく縁だったが、接見で忠の思いを聞き「私がちゃんと調べます」と弁護を引き受ける。一方、接見に同席していた浦真鷲は「完全黙秘で耐えてくれ」とだけ伝えて去った。 発注がストップして窮地に立たされた谷津製作所に、産業用ロボットの開発に長けた大手企業のイソガイ株式会社が手を差し伸べた。イソガイ株式会社社長の磯貝信一郎(東根作寿英)は忠のことを心配して縁にも頭を下げた。その一方、公安が不審な動きを見せる…という展開が描かれた。 ■浦真鷲の狂気的表情にゾクッとする一方、縁のシゴデキぶりも 建築士の仕事だけするようにと縁にくぎを刺された浦真鷲だったが、縁には内緒で土生や鯖山らを動かし、状況を把握していった。そして、「公安の裏に磯貝が絡んでいるのは間違いない」と証拠を手に入れ、ウソを作り変える作戦を実行する。 磯貝とつながっていたのは、公安部長の的場敦史(飯田基祐)。的場を巧みに工事中のビルにある部屋へとおびき寄せると、そこで浦真鷲と、浦真鷲に呼び出された縁が待っていた。 警備ロボットをエキスポで世界に披露するために谷津製作所の技術を手に入れたかった磯貝。的場は買収できるように協力して証拠をねつ造して逮捕したのだ。証拠とは、ワンパクが海外で爆破装置になった映像。実は、縁も浦真鷲の「空間はウソをつかない」という言葉でその画像トリックに気付いていた。海外のはずなのに、日本仕様のコンセント形状、日本特有の24時間換気の換気扇、日本によくある横に引くタイプのアルミサッシ窓。海外に見えるように日本で撮影されたものだった。 「たとえそうだったとしても、この映像は我々とは関係ない」としらばっくれる的場だったが、「手に入れた証拠がこれだけだと思っているのか?」と浦真鷲。動画を撮影した映像を磯貝の元で探し出していたのだ。 「見せようか。あんたのウソが崩れる瞬間」。そういって映像を出すスイッチに手をかける浦真鷲の表情は狂気的にも見えた。視聴者からは「狂気的な顔最高」「妖しい魅力がよき」の声が上がった。 ただ、忠を不起訴で釈放する条件をのむ的場は、買収はすでに終わっていると高をくくった。だが、縁が「そうでしょうか」と反撃。その縁を見て浦真鷲はニヤリとした。 縁が作った買収にあたっての条件には、事業譲渡実行日までに忠の嫌疑が晴れたら本契約を解除するという項を用意していたのだ。さらには、イソガイ株式会社が事件に関わっていたら貸し付けた運転資金も返済免除とすることまで含めていた。 ウソを武器にする浦真鷲と、正攻法で“シゴデキ”な縁。ダークだが強力なタッグがますます頼もしくなっている。SNSは「いいコンビになってきてる」「浦真鷲先生と麻生先生の絡みもどんどん面白くなってきた」「縁の仕事ぶりもかっこいい」など反響があった。 同時に、注目が高まるのは1話完結の事件と並んで進む横軸の展開。エキスポに磯貝の会社を推薦した政治家の古瀬が計画を狂わせた縁の存在を知るところに。また、縁が前回浦真鷲の部屋で見つけた白元美志(映美くらら)の著書。白元は、縁が弁護士になるきっかけとなった人物だが、彼女は本話のラストで刑務所に収監されていて、縁が面会して浦真鷲のことを話している場面が映し出された。謎めいた大きな展開になっていきそうで目が離せない。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部