「姿勢の指導」と膝の上 体引き寄せ胸触る わいせつ教員を懲戒免職 有罪判決の46歳指導主事 滋賀県教委
ABCニュース 2023/4/12(水) 19:52配信
滋賀県内の公立小学校に勤務していた際、担任をしていたクラスの女子児童の体を触るわいせつな行為をしたとして、滋賀県教育委員会は12日、46歳の指導主事の男性を懲戒免職処分にしました。
12日付で懲戒免職処分を受けたのは、滋賀県教育委員会幼小中教育課の男性指導主事(46)です。
県教委によりますと、男性指導主事は去年2月、滋賀県内の公立小学校で教師として勤務していた際、担任クラスの女子児童の胸を触るわいせつな行為をしました。
「姿勢の指導」と称して女子児童を自分の膝の上に座らせ、体を引き寄せて胸を触ったということです。
男性指導主事は去年7月に強制わいせつの疑いで逮捕され、大津地方裁判所が12日、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
県教委は、「教職員への研修を徹底し、再発防止を図る」としています。
学校内で10代の女子児童の体を触ったとして、強制わいせつの罪に問われた滋賀県教育委員会幼小中教育課の指導主事の男(46)の初公判が6日、大津地裁(大森直子裁判官)で開かれた。男は「強制わいせつ罪に抵触するような事実は一切ない」と述べ、起訴内容を否認した。
地裁は、女児のプライバシー保護のためとして、公判では被告の名前などを伏せる決定をしている。
起訴状などによると、男は2月ごろ、当時勤務していた大津市立小学校の理科準備室で、膝の上に女児を座らせ、両腕を回して引き寄せ、上半身を触った、としている。
検察側は冒頭陳述で、男は当時女児の担任で、理科の授業後、女児に理科準備室に残るように言い、他の児童が退室して2人きりになったと指摘。友人に対する口調が強いなどと説教し、姿勢の指導と称して自らを椅子に見立てて膝の上に座らせたとした。
弁護側は「膝の上に座らせたが、上半身を触ることはしていない」と無罪を主張した。