児童相談所と警察が即時に情報共有できる新システム運用開始 愛知県犬山市の女の子(当時7歳)虐待死事件を受け 愛知県

去年、愛知県犬山市に住む当時7歳の女の子が虐待され死亡した事件を受け、県は18日から、児童相談所と警察が即時に情報共有できる新システムの運用を始めました。 去年5月、犬山市に住む当時7歳の女の子が死亡し、母親と内縁の夫が虐待していたなどとして逮捕・起訴された事件では、女の子が二度、児童相談所に一時保護されながらも帰宅していました。 愛知県は、事件をうけ児相の対応や警察との連携に課題がなかったか検証していますが、児相と警察の連携を強化するため、情報共有システムを改修し、18日から運用を開始しました。 これまでは、児童が負傷している場合以外の情報共有は月1回程度でしたが、新しいシステムでは、全ての事案で、児童相談所が入力した児童の保護情報が、県警本部と県内45か所すべての警察署ですぐに閲覧できるようになります。 また、家族構成や過去に一時保護された際の記録など、より詳細な情報が共有項目に追加されています。 県の担当者は、「警察との連携をより密にして、 虐待の早期発見・早期対応に努めたい」としています。 システム改修費は約1270万円で、去年の補正予算に盛り込まれていました。

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