福島県伊達市の60代男性から現金800万円をだまし取ろうとしたとして、伊達署は17日午後9時35分ごろ、詐欺未遂の疑いで、いずれも自称の横浜市、男子高校生(15)を逮捕した。 逮捕容疑は10~17日の間、他の人物と共謀して警察官や総務省職員になりすまし、男性に複数回にわたり電話して、麻薬取引の容疑者になっているなどと伝え、現金800万円をだまし取ろうとした疑い。同署は捜査に支障があるとして、少年の認否を明らかにしていない。 同署によると、少年らは電話や交流サイト(SNS)などで男性と連絡していたという。同署によると少年は「受け子」とみられ、他にも複数人が関与しているとみて調べている。 不審に思った男性が同署に相談し、同署は「だまされたふり作戦」を実施。県警組織犯罪対策課、捜査支援分析課、地域企画課自動車警ら隊と捜査し、同市月舘町の路上で少年を逮捕した。