5人組グループ・SUPER EIGHTの丸山隆平が主演する映画『金子差入店』(5月16日公開)より、岸谷五朗、甲本雅裕、北村匠海の出演シーン写真が公開された。3人とも丸山演じる主人公・金子真司の家族の日常を揺るがす2つの事件に関わる人物を演じている。 金子は妻の美和子(真木よう子)と差入店を営んでいる。伯父の星田(寺尾聡)から引き継いだ住居兼店舗で、引退した星田と10歳になる息子の和真(三浦綺羅)と一緒に暮らしていた。ある日、和真の幼なじみの花梨が何の関係もない男に殺害される。一家が花梨の死から立ち直れないでいた時、犯人の小島高史(北村)の母親(根岸季衣)から差入の代行と手紙の代読を依頼される。金子は差入屋としての仕事を淡々とこなそうとするが、常軌を逸した小島の応対に感情を激しく揺さぶられる。 さらに、小島の母親から息子には話し相手が必要だと思うと再度の差入を頼まれた金子は、小島と話せば話すほど「なぜ、何のために殺したのか」という疑問と怒りに身を焼かれる。 そんな時、毎日のように拘置所を訪れる女子高生・二ノ宮佐知(川口真奈)と出会う金子。彼女はなぜか自分の母親を殺した男との面会を強く求めていた。2つの事件と向き合ううちに、金子の過去が周囲に露となり、家族の絆を揺るがしていく──。 本作の監督・脚本を務める古川豪は、北村が主演した『東京リベンジャーズ』シリーズで助監督を務めており、お互いの人となりをよくわかっている間柄。解禁となった場面写真は、殺害後に血まみれのまま人通りの多い交差点を練り歩く小島の姿を捉えたカット。伸ばしっぱなしの長い髪で登場し、パブリックイメージとはかけ離れた役柄を演じる北村に注目だ。 岸谷が演じるのは、佐知の母親を殺害した容疑で逮捕された男、横川哲。解禁となった場面写真は、一点をみつめる目の奥にすごみと物悲しさを同居させている。彼には前科があり、出所直後にも関わらず犯行に及び、押し入り強盗の末、佐知の母親を殺害したとして拘置所に収容されていた。 そんな無惨な男、横川だが、自身の母を殺されたはずの佐知は、彼との面会を求め、毎日拘置所を訪れる。その渦中で金子と佐知は出会い、事件の弁護士である久保木(甲本雅裕)から詳細を聞いた金子が佐知に歩み寄ることから事件は動き出していく。 金子と古くから知り合いの弁護士で、横川の事件を担当する久保木を演じる甲本の場面写真は、加熱式タバコをくわえた哀愁漂うカットとなっている。横川が殺害に及んだ理由など事件の詳細を知り、抱えきれなくなった久保木は金子にすべてを話すため、夜な夜な金子差入店を訪れる。