キム・ゴンヒ女史が6日にミン・ジュンギ特別検察官(特検)チームのもとに出頭して取り調べを受けたことで、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の取り調べの実現にも関心が集まっている。特検チームは逮捕状の有効期限が切れる7日に、尹前大統領の逮捕状の再執行に乗り出すとみられる。 ムン・ホンジュ特検補は6日のブリーフィングで、「尹前大統領の逮捕状を再執行する計画はあるのか」と問われ、「近いうちにお知らせできるだろう」と述べた。特検チームは、具体的な日程には言及していないが、令状満了日の7日午前に尹前大統領の逮捕状を執行する可能性が高い。拘置所に収監中の尹前大統領を逮捕するには矯正当局の物理力が動員されなければならないことから、法務部も支援を予告した。チョン・ソンホ法務部長官は6日、「ソウル拘置所に対し、法と原則に則って厳正で公正な法執行がなされるよう、特検の逮捕状執行業務に積極的に協力するよう指示した」と語った。 特検チームは先月29日と30日に、尹前大統領に出頭を要求したが、尹前大統領は健康上の理由で応じなかった。これを受けて特検チームは、裁判所から逮捕状の発給を受け、今月1日にソウル拘置所で令状の執行にあたったが、尹前大統領が独房で囚人服を脱いで頑強に抵抗したため、執行は失敗に終わった。特検チームは「あらゆる人に同じように法と原則が適用されなければならない」として、物理力を行使してでも尹前大統領を逮捕して取り調べるとの考えを強調している。 クァク・チンサン記者 (お問い合わせ [email protected] )