小学生の息子を殺害したとして、札幌手稲署は23日、札幌市手稲区手稲本町1の2の会社員、厚海慎一容疑者（43）を殺人容疑で逮捕した。 逮捕容疑は、22日午前8時～午後1時半ごろ、自宅で同居する小学5年生の長男、律さん（10）の首を圧迫して殺害したとしている。「殺すつもりで息子の首を絞めた」と容疑を認めているという。 道警によると、22日午後1時半過ぎに厚海容疑者が「息子を殺してしまった」と自ら110番。駆けつけた署員が律さんを脱衣場で発見したが、搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は窒息死と判明し、ほかに目立った外傷はなかった。 律さんの母が午前8時ごろに外出してからは父子2人で自宅で過ごしていたとみられる。道警は動機など経緯を調べている。 現場はJR手稲駅から約500メートル離れた住宅街。近くの高齢女性は「びっくりした。子どもがかわいそう」と話した。【和田幸栞、高山純二】