【04月25日 KOREA WAVE】営業前の居酒屋に現れた男が店から刃物を持ち出し、ソウルの繁華街で通行人を脅かす事件が発生した。現場に急行した警察官が制圧し、男を現行犯逮捕した。ソウル中部警察署が21日、明らかにした。 それによると、ある男が先月、ソウル市内のビアホールに侵入し、従業員に「刃物を貸してくれ」と要求。従業員が断ると、男は店にあった刃物を奪って外へ出た。 通報を受けた警察官が現場へ急行する間、男は刃物を手に街中を歩き回り、市民たちを威嚇するなどした。通行人らは驚いてその場から逃げるなど一時騒然となった。 警察は三段警棒で手首をたたき、刃物を取り落とした男の身柄を確保。窃盗および特殊脅迫の容疑で検察に送致された。 昨年新設された刑法第116条の3(公共場所での刃物所持)では、正当な理由なく道路や公園など公共の場所で刃物を持ち歩き、人々に不安や恐怖を与えた者は3年以下の懲役または1000万ウォン(約100万円)以下の罰金と規定されている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News