無人ジムで財布窃取容疑、男逮捕 系列13店舗で30件被害か 警視庁

無人ジムで利用者の財布を盗んだとして、警視庁捜査3課は25日、窃盗容疑で、住所、職業不詳の桑子高澄容疑者(26)を逮捕した。 「生活費に困って盗んだ」と容疑を認めている。 東京都内では昨年8月以降、同系列のジム13店舗で窃盗被害が30件ほど確認されており、同課は関連を調べる。 逮捕容疑は3月28日午後3時ごろ、世田谷区内の無人ジムで、棚に置いてあった利用者の女性(71)の手提げかばんから、現金10万円やキャッシュカードなど15点が入った財布を盗んだ疑い。 同課によると、桑子容疑者は昨年8月にジムに入会し、被害があった13店舗を計約330回利用していた。10分以内の滞在が多く、同課は盗み目的で出入りしていたとみている。いずれの店舗も、棚には扉や鍵は付いていなかった。 被害に気付いた女性が桑子容疑者に声を掛けたところ、同容疑者は「犯人を捜す」と言って外出。現金などを抜き取り、財布を処分した上で店内に戻り、犯人は見つからなかったと説明したという。当時ジムには同容疑者と女性しかいなかった。

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