男に懲役2年6カ月を求刑「指示を断れない状況だった」現金引き出し不正に入金した罪【新潟】

聖籠町で起きた強盗殺人事件について、殺害された男性の口座から現金を引き出すなどした詐欺の罪に問われている男の裁判が結審しました。検察は、懲役2年6ヶ月を求刑しました。 起訴状などによりますと、山形市の無職伊藤貴章被告(32)は、殺害された小杉英雄さんの銀行口座から約345万円を引き出し、複数の口座に不正に入金した詐欺の罪に問われています。初公判で、伊藤被告は「間違いありません」と容疑を認めていました。 25日の被告人質問で伊藤被告は、一連の犯行は強盗殺人の疑いで逮捕されている小山大輔容疑者から指示があったと主張。また、小山容疑者とともに殺害された小杉英雄さんの自宅に侵入し、銀行の窓口で現金引き出しに必要な届け印を入手。小杉さんの甥になりすまして犯行に及んだ旨を述べました。 検察側は、「計画的かつ巧妙な犯行で、被告人が果たした役割は不可欠だった」などとして懲役2年6ヶ月を求刑。 一方、弁護人は「被告は、小山容疑者から言動を通じて恐怖心を与えられ、指示を断れない状況だった」などとして寛大な判決を求めました。 判決は、5月16日に言い渡されます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする