1日午前、神戸市須磨区の路上で65歳の無職の男が不動産管理会社の男性(43)の首を切りつけ、けがをさせたとして、殺人未遂の疑いで逮捕されました。 男は、男性から誤ってかかってきた電話の内容を悪口だと勘違いし、男性を切りつけたとみられています。 須磨区の無職・宮崎慎二容疑者(65)は1日午前11時ごろ、須磨区妙法寺界地の路上で、男性(43)の首をカッターナイフで切りつけて殺害しようとした疑いが持たれています。男性は首に14針縫うけがをしましたが、命に別状はないということです。 警察の調べに対し、宮崎容疑者は「けがをさせたことに間違いはないが、殺意はありませんでした」と話しているということです。 警察によりますと、被害にあった男性は不動産管理会社の社員で、事件前に宮崎容疑者の自宅に集金に訪れていて、その帰りに誤って宮崎容疑者の携帯電話に電話をかけてしまったということです。その際、男性は一緒にいた知人と話をしていて、その会話を聞いていた宮崎容疑者は自分の悪口を言われていると勘違いしたといい、電話で謝罪を受けても納得がいかず、男性がいた場所に向かい、切りつけたということです。