大阪市西成区で下校中の小学生の列に男が車で突っ込んで重軽傷を負わせた事件で、逮捕された男は事件の2日前に借りたレンタカーで事件を起こしたとみられることが分かりました。 1日午後1時半ごろ、大阪市西成区千本中の小学校の前の路上で下校中の小学生の列に車が突っ込み、児童2人が重傷、5人が軽傷を負いました。 車を運転していた東京都東村山市の無職・矢澤勇希容疑者(28)が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕され、矢澤容疑者は警察の調べに「すべてが嫌になったから人を殺そうとした」などと容疑を認めています。 その後の捜査関係者への取材で、事件に使われたレンタカーは、先月29日に新大阪駅近くの店舗で矢澤容疑者が借りたものであることが新たに分かりました。 警察は、矢澤容疑者の足取りについて詳しく調べています。 また、現場にはブレーキ痕がなく事件の直前、車が児童の列の方へ向きを変える様子が目撃されていて、警察は明確な殺意があったとみて捜査を進めています。