講師として勤める高校で、生徒の資格試験の受験料を横領などしたとして、業務上横領などの罪名で起訴された30代男性の初公判が4月21日、名古屋地裁半田支部で行われた。 横領の被害に遭った生徒は120名にも及び、その中には被告人自身が担任として受け持つ生徒も含まれていた。ガールズバー通いなどの遊興費がかさみ、債務整理をすることになった被告人だったが、横領の使途は自身の債務整理の返済だったという。 裁判では、横領の発覚を恐れるあまり、第2、第3の犯行を行った結果、さらに被害を拡大させた様子も明らかになった。(裁判ライター・普通)