【女性の死刑執行第1号】念入りに化粧をして取調官を誘惑、自ら死化粧をして絞首台へ…毒婦の代名詞「小林カウ」の生き様

吉永小百合が初の汚れ役に挑んで話題を呼んだ『天国の駅 HEAVEN STATION』(1984年)。演じた「林葉かよ」は47歳で死刑台に上ったが、そのモデルとなった「小林カウ」の最期は61歳だった。カウのエピソードを紐解くと、かよよりも数段上のしたたかさを持ち、運命に翻弄されるというより自身で渦を巻き起こすようなアグレッシブさが感じられる。従容と絞首台に上ったという“毒婦”の生き様とは。 (「新潮45」2006年10月号特集「昭和&平成 世にも恐ろしい13の『死刑囚』事件簿」より「小林カウ『塩原・ホテル日本閣殺人事件』戦後の女性死刑執行第一号」をもとに再構成しました。文中敬称略)

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