「電車に乗ったらドカーンと音がして…」帰宅ラッシュの地下鉄が騒然 東京メトロ南北線・東大前駅に“刃物男” 2人けが 被害者「面識ない」 逮捕の43歳男は黙秘【news23】

7日午後7時前、東京メトロ・南北線「東大前駅」のホームで、刃物を持った男が突然乗客らを襲い、2人がけがをしました。 喜入友浩キャスター 「東京メトロ南北線・東大前駅の入り口です。このように現在も規制がしかれていて、警察官が待機しているという状況です。事件から2時間以上がたちますが、今も運行していないという状況が続いています」 帰宅ラッシュの地下鉄が騒然となりました。7日午後7時前、東京メトロ南北線「東大前駅」のホームで、刃物を持った男が突然、乗客を襲い、2人がけがをしました。 これは、午後6時54分に撮影された映像です。サイレンが鳴り響く中、乗客たちが階段を走って避難しています。 目撃者 「突然わっと乗客が出てきて、その中で刃物を持っているという声が響いた。乗り込んだ人たちは状況が分からず、中に乗っていた人が一気に出てきたときに一緒に後ろを向いて出た。電車の真ん中で1人が下敷きになって、その上にのしかかっている様子が見えた。しばらくして警察が来る前にホームを見たときに、階段を下りてすぐのところに血痕が落ちていた。けが人はいるんだろうなと」 警視庁によりますと、刃物で切りつけたのは戸田佳孝容疑者(43)。20代の男性の頭などを刃物で切り付け殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。 、 目撃者 「電車に乗ったらドカーンという音がして一斉に車両の中の人がワーって出だした、外に。そうしたら血まみれの男の人が1人、そのあとゆっくり出てきて。怖いですね。ちょっとずれていたら自分だった可能性もある、そんな遠くじゃないから」 一体何があったのでしょうか? 事件当時、ホームにいた戸田容疑者。目黒方面に向かう電車に乗ろうとしていた男性に対し突然、刃物で切りつけたといいます。その後、電車のドアが開き、戸田容疑者が電車内に入ったところを周りにいた乗客3人が取り押さえましたが、その際にネパール国籍の男性(30代)が指などを切られたということです。 凶器は中華包丁のような刃物。ホームには犯行に使われたとみられる刃物が落ちていました。 確保された戸田容疑者を見たという人は… 目撃者 「声や音は聞いてなかったが、ホームに血がバシャーってなっていた所は見た。(Q.取り押さえられている人いた?)はい。(Q.どんな人?)白い服。この人が…。(Q.手錠は?)手錠していた。(Q.何か言っていた?)なんも暴れたりしていなかった。ちょっとゆっくりめに歩いてる感じ。(Q.体に血がついていたりは?)それはしてなかったんですけど、けがされた方はここらへんに包帯が…。血が流れていたのは見ました」 戸田容疑者は無言で切りつけ、身柄を確保された際は抵抗しなかったといいます。 被害者は、戸田容疑者と面識はないと話しています。 取り調べに対し、戸田容疑者は黙秘しているということで、警視庁は当時の状況などを詳しく調べています。 東京メトロによりますと、この事件の影響で南北線は午後7時ごろから一部運転を見合わせています。

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