「検察官が受け取りに行く」指定場所に置いた5,000万円騙し取られる 70代女性が被害=静岡県警

静岡県沼津市に住む70代の女性が、警察官などを名乗る人物から電話で指示され、合わせて5,000万円をだまし取られる被害に遭いました。 警察によりますと、2025年1月下旬、女性の携帯電話に、電話通信事業者をかたる人物から「この電話は使えません」と連絡を受けました。その後、警察官を名乗る人物から「あなたの免許証が不正利用され、クレジットカードやキャッシュカードを作っている人がいる」「あなたの資産がいくらあるか確認する」などと言われたうえ、「検察官が受け取りに行く」と指定の場所に現金を置くよう指示されたということです。 女性は言われるまま、3月22日から複数回にわたって合計5,000万円を置いたところ、何者かに持ち去られたということです。 警察では、「『携帯電話が使えなくなる』といった突然の電話は詐欺」と呼びかけています。また、警察官や検察官を装った詐欺が増えていて、警察官や検察官が「資産を確認する」と言って、お金を預かったり振り込ませたりすることは決してないとしています。さらに、警察手帳や逮捕状をビデオ通話で見せることもないとしています。

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